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「これからの日本発展のキーワードは、経済にも幸福度にも専門職と女子力!

In Uncategorized on 11月 24, 2012 by nows22

1960年代から1980年代までの約30年続いた高度成長時代。一般の男性労働者の立場からいうと、「職業上の希望を犠牲にして、生活の安定を採った時代」、そして1990年代から現在までは、「職業上の希望がないままで、生活の安定もない時代」と総括できるような気がします。勿論、前者にも後者にも例外はあります。しかし、ほとんどの職場で、一部の技術職を除けば、多くの人たちは総合職として電話取りや掃除から人の管理からお客様の苦情係までいろいろな仕事をさせられて、たまたま異動させられた分野に才能があるとかこの職種にやりがいがあるとか好きだと思っても、会社の命令で別の役割や職種に変更をされられ、転勤もあるので、種々雑多な経験をしてきました。会社の論理は、「いろいろな経験と職種を学んで、一斉に出世街道にまっしぐらで頑張ってほしい、残業もどんどんしてくれ、サムライとして一家の大黒柱だから福利厚生から冠婚葬祭まで会社がつくしてやる、そのかわり会社の命令どおりにチームワークを尽くして働いてくれ。」といったところでしょうか。繰り返しますが、職業上の希望は無視され、生活の安定は(就業契約上ではなく)暗黙の了解の「終身雇用」と「年功序列」をたてに、経済全体の伸びから大きく恩恵を受けながら保証されてきました。この時代の一般的な男性労働者は、このように会社に大きな忠誠を尽くすことで、自分たちの信頼・結婚と生活の安定・住宅ローンが通る信用・家庭の主としての地位を確立しました。

国内産業の空洞化、貸し渋りや貸し剥がし、少子高齢化に伴う日本企業の得意な車や電化製品の国内需要のひっ迫、円高による輸出産業の困難、世界経済の低迷、そして日本国政府の迷走。これらが日本企業の人材削減・会社の縮小や破たん・人材の入れ替え・国内拠点の海外移転などに直結するので、職業上の安定が急激に低くなっており、生活の安定度も落ちています。かといって、以前の高度成長時代を経験したり、その経験のある上司から指導を受けてきた現在の企業上層部は昔のやり方が一番良いと遺伝子の奥にまで書き込まれているため、企業の統制方針から文化まで、高度成長時代とはあまり変わっておらず、依然として社員はいろいろなことをやらされています。つまり、特に21世紀に入ってからの日本の労働者は、職業上の希望が無いままで生活の安定も無いという、悲惨な中で生きているかのようです。

非正規雇用の労働者もどんどん増えて、収入が減ったり仕事が不安定になってくると、結婚も困難になってきています。一方、引退して熟年にさしかかると、熟年離婚を奥さんから突き付けられびっくりする話は珍しくあります。さらに離婚せずにも、奥さん達は、「旅行はお父さんとはいきたくない。友達やいとこと行く。」とか、「病院に入院してくれてせいせいした。もう家には戻ってきて欲しくない。」など意外とよく聞く話です。もうキャッシュフローを入れない人的資産(つまり、引退した夫)は、すでに満期切れ。もう織田信長の「泣かぬなら殺してしまえ、ホトトギス。」の状態と同様です。それでは何故彼女らはこのような夫達と結婚したのでしょうか、あるいは離婚しなかったのでしょうか。それは、彼女らの現役の時代は、女性は労働力として教育される機会が与えられていなく、一度結婚すると労働力としても企業から認められなかったことと、一家の主が一人で家庭を支えるべきであるとする文化などのため、職業上の自由が憲法上はあっても実際には与えられなかったからです。経済力のある婿を本人の意思以上に両親などの周りに人間に迫られる傾向もありました。好きで結婚して後でイヤになっても離婚すると経済的に困窮するので、熟年まで我慢してきたのでしょう。そうであれば、その夫はもはや人ではない。金融資産です。それも満期切れの。「人面金融資産」と名付けましょうか。否、金融資産は、「めし、風呂。」「ちょっとあれ持ってきてくれ」と指図はしませんし、ましてや酒もギャンブルもやらないし当然暴力も振るわない。金融資産に価値の上下はあっても、現在の厳しい時代の夫の価値はよほどの能力がないかぎり下方しか考えられないので、前者の方がよいはずです。本当は、結婚するより不動産などの金融資産を買った方がはるかによかったのです。もちろん、唯一金融資産にはできない、子供を授ける力はありますが・・・。しかし、こんな家庭や人生は夫婦お互いにとって失敗なのではないですか。

それでは、どうしたらよいのでしょうか。会社も労働者も夫も妻も幸せではないこの時代はあまりにも暗い。総合職は、人材削減や会社倒産で失業になっても非常に弱い。景気が悪い中でも、セールス・技術開発・経理など専門職としてずっとやってきた人たちの方がはるかに労働市場価値が高く引く手があるのです。つまり各方面にそこそこの専門性しかない総合職は労働力としての価値が低いのです。企業も人材もこれからは、やたらとお金と時間の掛かる総合職を育てるのは止め、専門職を育て、専門職を目指すべきです。労働者も自分の好きなことや得意なことを専門職としていければ、人生も家庭ももっと明るいし、そのような労働者を採用し育成する会社も業績をあげやすいでしょう。そしてもう一つの新しい時代のキーワードは女子力です。女性が職業上でその能力を発揮することは、彼女らの自立に直結するので、結婚も動きの速い時代に不安定な要素である婿の経済力を条件にせずに、本当に尊敬ができ信頼ができる好きな男性となれば、「人面金融資産」ではなく、「人」との健全な結婚もできます。場合によってはより良い人生のステップとしての離婚も可能となります。格差社会で多く人達が収入を下げて、若者の就業も難しい中で、「人類史上稀の30年間の高度成長時代」であればこそ可能であった「夫だけが支える家庭」という幻想を皆が持ったまま、「結婚をしない、婚活もあきらめる、または結婚できない男女」を放っておけば国家の存亡さえ危ういといえます。女子力を生かせねば今の日本経済は持ちこたえられないでしょうし、社会の暗さがずっと続きますよ。

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